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VM(仮想マシン)をAzureMonitorで監視する準備
VMのゲストOSを監視するにはVMに監視エージェントをインストールする必要があります、監視エージェントをインストールするにはLoganalyticsワークスペースを準備する必要があり、本ページはその設定について記載しております。
VMのパフォーマンスを監視する設定
VMのパフォーマンスを監視するにあたり、WindowsとLinuxで取得する値が一部を除いて異なります。CPUは「% Processor Time」として取得可能ですがメモリ、ディスクについては取得する値が異なるのでご注意下さい。
Windowsでは、メモリ使用率はメモリの総サイズ(物理メモリ+仮想メモリ)での取得となる物理メモリのサイズを監視する場合はメモリ空き容量を利用する必要があります。
Windowsの「CPU」,「メモリ」,「ディスク」のパフォーマンス取得する設定
取得するログの設定はLoganalyticsワークスペースの「詳細設定」から行います。今回は下記の設定を行います。

CPU使用率 | Processor(_Total)\% Processor Time |
メモリ使用率(総サイズ) | Memory(*)\% Committed Bytes In Use |
メモリ空き容量(物理メモリ) | Memory(*)\Available MBytes |
ディスク未使用率 | LogicalDisk(*)\% Free Space |
Linuxの「CPU」,「メモリ」,「ディスク」のパフォーマンス取得する設定
取得するログの設定はWindowsと同様にLoganalyticsワークスペースの「詳細設定」から行います。

CPU使用率 | Processor(*)\% Processor Time |
メモリ使用率 | Memory(*)\% Used Memory |
メモリ空き容量 | Memory(*)\Available MBytes Memory |
ディスク使用率 | Logical Disk(*)\% Used Space |
LoganalyticsワークスペースにVMを接続する
上記の設定を実施しても仮想マシンに接続しないとログが保管されない為、メニューの「仮想マシン」より対象の仮想マシンを選択し接続の設定を実施します。

VMの接続確認
Loganalyticsワークスペースの「詳細設定」から接続の確認が行えます。接続台数が0台のまま更新されない場合はNSGやFireWallの設定を確認して下さい。
必要なIPアドレス、FQDNはMicrosoft社のドキュメントより確認できます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/app/ip-addresses

上記でLoganalyticsワークスペースの設定が完了致します。AzureMonitorからアラートを作成してみてください。