こんにちは三醍醐です。
以前書いたOffice 365 F3の記事がもはや古くなってしまったので、
今のMicrosoft 365・Office 365のプランと、無料版Teamsの利用について書いていきたいと思います。
目次
Office 365からMicrosoft 365へ
2020年3月にいくつかのOffice 365プランはMicrosoft 365を冠する名前に変更されました。
ただし、Office 365の名前がなくなったわけではなく、
Enterprise向けのプランにまだOffice 365の名前を残しています。
Office 365 Business Essential → Microsoft 365 Business Basic
Office 365 Business Premium → Microsoft 365 Business Standard
Office 365 Business → Microsoft 365 Apps for business
Microsoft 365 Business → Microsoft 365 Business Premium
Office 365 Pro Plus → Microsoft 365 Apps for enterprise
名前は変更されましたが、値段や機能に変更はありません。
Microsoft 365プランの差異
料金と機能は以下の表のとおりです。
購入検討時の参考にどうぞ。
Microsoft 365


Office 365

※1
Exchange
Plan1:メールボックス50GB、インプレースアーカイブ無し、データ損失防止無し。
Plan2:メールボックス100GB、インプレースアーカイブ有り、データ損失防止有り。
Kiosk:メールボックス2GB、インプレースアーカイブ無し、データ損失防止無し。
SharePoint
Plan1:組織あたりストレージ1TB+(ライセンス数×10GB)、基本機能
Plan2:組織あたりストレージ1TB+(ライセンス数×10GB)、基本機能+DLP・訴訟ホールド・インプレースホールド
Kiosk:組織あたりストレージ1TB、管理者権限・サイトメールボックス・個人用サイト無し
※2
Enterprise Mobility Suite Direct:Azure AD Premium P1、Microsoft Intune、Office 365 Cloud App Security、Azure Information Protection Plan1(ATP)、Azure Multi-Factor Authentication(MFA)、Azure Rights Management
Enterprise Mobility + Security E5:Azure AD Premium P2、Microsoft Intune、Microsoft Cloud App Security、Azure Information Protection Plan2(ATP)、Azure Multi-Factor Authentication(MFA)、Azure Rights Management、Azure Advanced Threat Protection
MDM:Mobile Device Managemet for Office 365。
無料版Teams
現在Microsoft 365系サブスクリプションサービスを一切利用したことがない(Azure ADテナントが無い)場合、無料版Teamsを利用することができます。
利用開始手順は公式のサポートページに詳しく記載されているので、ここでは割愛します。
無料版の Teams へのサインアップを行う – Office サポート (microsoft.com)
既に利用している会社ドメインのメールアドレスや、個人用outlook、Gmailアドレスで利用開始できます。
Teamsが利用可能になると同時に、「Azure AD for Office 365」ライセンスでAzure Active Directory(以下Azure AD)のテナントが作成されます。
Teams利用開始時に会社名を英語と数字で記載した場合は「”会社名”.onmicrosoft.com」、日本語で入力した場合は「”メールアドレスから記号抜いた文字列”.onmicrosoft.com」で作成されます。
例) 会社名「contoso」の場合、「contoso.onmicrosoft.com」。
会社名が日本語でメールアドレスが「user-1.name@contoso.com」の場合「user1namecontoso.onmicrosoft.com」。
無料版Teamsで使える機能と管理
無料版Teamsに含まれている機能は
- MCO Free for Microsoft Teams (free)
- Microsoft Teams (free)
- SharePoint Kiosk
- Whiteboard(Firstline)
です。
実際には、OneDrive for Business、Microsoft Office online(Word、Excel、PowerPoint)、OneNoteの機能も使えます。
OneDrive for Businessは、ファイルにパスワードをかけて公開すること等、一般向けの無料OneDriveより高い機能を持っています。
無料版Teamsは、これからビジネスを始めたい人にとってリーズナブルな選択肢となるでしょう。